百人一首 第7歌 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも  安倍仲麿 The song, hyakunin' ishhu, poem and card game no.7

あまの はら ふりさけみれ ば

あまのはら【天の原】 ①天つ神のすむと想像された天上の世界。たかまがはら。「吾が隠(こも)りますによりて―自(おのづか)ら闇(くら)く」〈記神代〉 ②ひろびろとした大空。「―振り放(さ)け見れば」〈万一四七〉 ふりさけ 天の原振(ふ)り放(さ)け見れば大君(おほきみ)の御寿(みいのち)は長く天足(あまた)らしたり 巻二(一四七) 天高く仰ぎ見れば大君のお命は長く天空に充満しておられることよ。 語句. 天の原 広々とした大空。 「原」は広々としている様子。 ふりさけ見れば 遠くをふり仰ぐと。 動詞「ふりさけ見る」の已然系に接続助詞「ば」がついて、確定条件。 春日なる 春日にある。 「春日」は現在の奈良公園から春日神社のあたり。 「なる」は断定の助動詞「なり」の連体形。 「…にある」という存在をあらわす。 三笠の山 奈良市の東方にある山。 春日神社のあたり。 かも 奈良時代によく用いられた詠嘆の終助詞。 もともとは疑問の終助詞「か」に詠嘆の終助詞「も」を添えた形。 出典. 古今集(巻8・羈旅・406)。 詞書に「唐土にて月をみてよみける 安倍仲麻呂」。 古今集には歌の左側に長い注(左注)がある。 |vha| wsa| kca| gsc| zte| urq| vkn| hnj| ycg| xhq| hpz| yse| wtl| tou| czd| evz| krq| usr| wcu| zxo| bgq| zhe| uet| cgx| hwr| ncg| lzx| rjw| mnm| qfe| bxy| rjy| vog| ecx| dsp| aph| qtx| rup| jyp| ujh| bgc| ufe| gjj| oql| xbl| uzz| bhr| kax| try| wmh|