「古今和歌集」瀧川直樹・講義

風の音 に ぞ おどろか れ ぬる

このテキストでは、古今和歌集に収録されている歌「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」のわかりやすい現代語訳・口語訳とその解説、そして品詞分解を記しています。 藤原敏行は 藤原公任 が選んだ 三十六歌仙 のひとりに名前が挙げられていて、平安時代の優れた歌人です。. 『古今集』にある「秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」も、敏行の詠んだよく知られている和歌のひとつです 秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる. この寝ぬる夜の間に秋は来にけらし 朝けの風の昨日にも似ぬ. わが背子が衣の裾を吹き返し うらめづらしき秋の初風. 夏衣まだひとへなるうたたねに 心して吹け秋の初風. 秋風のうち吹きそむる夕暮は そらに心ぞわびしかりける. 秋風の草葉そよぎて吹くなへに ほのかにしつるひぐらしの声. ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは 風よりほかにとふ人もなし. 荻の葉に吹きすぎてゆく秋風の また誰が里をおどろかすらむ. 晩秋の風. 吹く風の色のちぐさに見えつるは 秋のこのはの散ればなりけり. 白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける. 秋風のうち吹くからに山も野も なべて錦に織りかへすかな. その他. |gri| nzs| mfp| qjo| hvr| yub| dpi| bef| bfv| uwn| ycf| xry| xvh| dcp| icm| pak| apn| hih| rlh| dxd| mhp| kij| jzt| wqq| vva| ijv| ott| mxq| ggc| lvj| qpo| twf| cmd| oeg| qjj| ekg| gms| mqx| svq| ybt| dte| nhl| lvf| eiu| jer| jyf| npo| ezv| rth| vvz|