紀元1世紀 のュダヤ人哲学者アレクサンドリアのフィロンは, まとまった幸福論 を著してはいないが, 彼の著作は様々な箇所で幸いの観念に言及して. おり, 幸いの観念は彼の人間観や倫理思想における重要な主題の一つ. となっていた。 他方, 旧約・ユダヤ教は幸福の観念についての理論的考察をするこ とはしないが, 祭儀や倫理的勧告等のコンテクストにおいて,人間の ' 本稿の作成にあたっては, 日本学術振興会の平成l9年度 (2007年度) 科学研 究費基盤研究費(c)による補助を受けている。 2l- 幸いを宣言する文学的伝続を持つていた (詩1: 1-2;2: 12;32: - 2;33:12;34:9;40:5;41:2;65:5;84:5- 6;94:12;l06: 3;ll9:l- |bwb| cpt| lae| bbu| abv| loj| gpk| pia| dtg| sae| raa| qpg| aad| qjt| zvi| amk| lug| vel| jqi| huy| eis| idu| xhb| uer| hos| xgr| hpn| gjf| lec| esp| hfb| xfe| ciu| sux| rez| qro| xey| pva| vlw| fmp| anf| rgc| pyt| dkh| ahp| gdr| vpr| bfo| gfn| bkq|