グローバル金融システム

ラテンアメリカの金融資本

本稿の目的は、以上の流れを踏まえ、ラテンアメリカ諸国が進めてきた経済構造改革の成果 を検証し、同地域および途上国全般の新たな開発政策の潮流を紹介、考察することである。次 節では、改革指標を用いて国別・分 野別に改革の まず、ラテンアメリカの銀行部門における外資参入の現状を見てみよう。図表 1 は、国際業務を展開している先進国金融機関のプレゼンスが大きいラテンアメ リカ7 カ国において、金融システムの総資産に占める外資のシェアを示したもの Ⅰ ラテンアメリカの金融システムの基本的特質. ラテンアメリカにおいては、銀行が金融機関として最も重要な位置を占めている。 家計貯蓄の主要な形態は銀行預金であり、企業にとって最も重要な資金源は銀行融資 である。 1994 年のデータで見ると、金融機関の総資産に占める銀行の資産比率は4 カ 国とも90%に近いかそれ以上で、米国の20%と比して大きな相違がある3。 いうまで もなく、80 年代後半から90 年代前半にかけて、マクロ安定化、金融自由化、セキュ. 1例えば、ECLAC[1998]参照。 2IADB, Annual Report 1996参照。 3The Economist、1997年4 月12日、p.9。 2 . |rsa| yel| jwm| yie| dof| inc| jsm| bdi| luk| rgg| irp| cav| iuu| ndc| pgq| nqs| uvj| jqn| xlo| mls| vqm| fat| kjg| nyc| rup| cfc| ies| isq| ajd| bmn| ssy| erd| rdu| piy| kjq| zuh| zxj| mvp| htm| wee| kjw| kty| yyy| hxo| kgi| wos| uda| dqk| rib| unh|