衛星 通信 周波数
国際的な周波数管理については,国際電気通信連合 (ITU:International Telecommunication Union)という国 際連合の専門機関において実施されている.. ITUは,2011年2月現在,192か国の政府と,約680 の民間企業をはじめとする各種機関が加盟している.. ITUの組織は図1のとおりである..
周波数:現在使用されている主な周波数帯は以下である. ・L GHz)/S 帯(2.6/2.5 GHz)/C 帯(/Ka 帯(30/20 GHz) 一般に,周波数が低い方が伝搬減衰は小さいが,広い帯域が確保できない.一方,高い周波数は帯域が広く取れるが,減衰が大きく,また降雨減衰が大きいという特徴がある. 本編で述べる衛星通信システムは,以上の組合せにより,ユーザに対して要求されるサービスを提供する.なお,固定衛星通信においては,ESV(1-1-5節参照)などのように,移動体ユーザが利用することも見られる. ここでは,以下の内容について概説する. 章では,固定衛星通信サービスと移動体衛星通信サービスについて述べる.以下,固定衛星通信サービスに関する各節の概要を記す.
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