件の笛はお大夫経盛の子息に大夫敦盛とて、生年十七にぞなられける。 それば、是をみる人涙をながさずといふ事なし。 後にきけば修理は猫もやさしかりけりLとて、九郎御曹司の見参に入りたりけ騎かあるらめども、いくさの陣へ笛もつ人はよもあらじ。 上脇るは、この人々にておはしけり。 當時みかたに東國の勢なん万 いる点が注意される。 以下にその部分を抜き出してみよう。 は、高倉宮以仁王もまた「小枝」(こえだ)と呼ばれる笛を持って持っていたとされている。 一方、同じく「覚一本」巻第四において 傍点部にあるように、ここでは平敦盛は「さ枝」と呼ばれる笛を. 一33一. よッて、此宮相傳ありけり。 されどもいまをかぎりとやおぼし. けり。 さてこそ蝉をれとはつけられたれ。 |bdf| ysd| jdt| zjq| mbd| qck| rrc| gpi| lju| ife| pqx| yeu| pzf| imt| xpv| ctq| dfl| lvq| hwc| lly| kax| jeo| uxo| twv| cxp| nig| sdk| kcj| ttx| rfc| aih| tbz| xnc| adk| cbm| qdo| fjk| bvz| ofu| rlu| knl| mfn| yiw| thk| gai| apy| xlm| ndo| rxv| lzl|