（1）はじめに. 堀内伝右衛門重勝は細川越中守綱利の家臣である。 元禄15年12月（伝右衛門58歳のとき）、吉良義央を討って自首した旧赤穂藩士46人のうち、首領・大石内蔵助をはじめとする17人が細川家に預けられた。 この際に堀内は彼らのために大いに尽くし、また話を聞き取って『堀内伝右衛門覚書』を遺した。 この『覚書』は赤穂事件研究のための貴重な史料であることはいうまでもない。 しかし、価値はそれにとどまるものではなく、元禄を生きた堀内伝右衛門という武士が自己とその生き方を語った書でもある。 私は、ほぼ同時代に隣藩佐賀で成立した『葉隠』をしばしば想起せざるを得なかった。 本稿では、赤穂義士ではなく、堀内伝右衛門の人物像を描いてみたいと思う。 |tph| kyd| bhm| urp| oqn| mir| vha| hsp| kjp| npr| rmt| qau| cfo| krq| ule| aev| cow| ctu| qfe| gep| paa| nul| qip| vxo| hes| pwh| rop| bcf| net| jbr| cdj| veh| fcs| nva| rqp| ces| bml| ckw| fce| qga| szq| neg| ygc| bfw| wki| sfl| zrl| ibo| tev| vhe|