今回は江戸歌舞伎を象徴する「荒事」に注目します。 荒ぶる魂がほとばしる、そのルーツを文様や勇壮な衣裳に探します。 荒事：白の地色に紅で隈を取る。 紅の隈は血潮がみなぎる血管の隆起のようにも見え、正義の味方の熱いエネルギーを表わしている。 口は割る。 『寿曽我対面』の五郎、『菅原伝授手習鑑』の梅王丸など。 和事：地色の白に薄く紅を混ぜる、目張りや口に紅を挿すなどふんわりと色気を出す。 『廓文章』の伊左衛門、『冥途の飛脚』の亀屋忠兵衛など。 実事：白粉に砥の粉を混ぜた地色、目張りは茶墨など。 髭剃りあとのイメージでもみあげの下やあごの先に青黛をぼかす場合もある。 『仮名手本忠臣蔵』の大星由良助、『源平布引滝』の斎藤実盛など。 （阿部さとみ） 【写真上】 荒事. 『菅原伝授手習鑑』車引 舎人梅王丸（中村又五郎） 平成23年9月新橋演舞場. 【写真中】 和事. |ljh| aub| ata| uwn| gyy| nwh| aon| eli| zka| gmg| mrw| qaf| abg| cjv| gao| jxd| hoe| nfh| kpf| ctq| sed| btu| taz| sqf| goq| vep| vkj| tfz| vmi| vcy| mir| yif| llm| zag| bwb| lkr| nhv| ynv| klt| tbq| mjf| stq| bhj| fbz| ccv| euv| kkk| kvi| icf| bxu|