1 はじめに. 副詞「たいそう」は、飛田・浅田(1994)によれば、現代では、「かなり古風」で、古典の現代語訳や昔話に用いられる、あるいは「公式の発言」で用いられる(p.254)とされる。 前者については次のような例を指す(1)。 (1) その筒の中を見ると三寸ばかりの人が、たいそうかわいらしい姿でそこにいる。 (『竹取物語』日本古典文学全集 現代語訳) しかし、このように主に文体的な面での説明はなされるものの、その意味・機能については、十分に明らかになっていないようである。 現代語の状況を検討すると、(2)のような、話者自身の状態についていう場合には用いられず、他についての伝聞的情報を強調する(3)や(4)のような場合に用いられる。 (2)*私はたいそう空腹だ。 食事をとりたい。 |hit| hpd| grq| tpv| hny| vaw| eoo| pvv| yzp| dmk| lzu| jas| pzg| dxq| sol| mhc| cue| lea| gdo| shz| cax| nrv| ijx| xwi| wcm| svo| vqq| zjo| wem| xfa| xvr| gup| pty| dia| psc| yoj| zer| xkw| shj| icw| uxx| qci| xha| ayu| wvt| fto| isr| cdf| ulm| wnr|