枕草子④:うつくしきもの

うつくしき もの

「うつくしきもの」では、子供のかわいらしさを大写しにして見せた彼女だが、にくったらしいときの子供の描写は、まさに臨場感たっぷり。 ちょっと遊びにきた子供に目をかけてかわいがり、おもちゃなんかやったら、それに慣れて、いつも来て、あがりこんで、大事な道具なんかをうち散らかしてしまうにくらしさ。 別の段の「 人 ひと 映 ば えするもの」(一四六段)というなかにも、たいへんな 駄 だ 々 だ っ子が遊びにきて、やりたい放題に散らかしまくるありさまが、さもにくにくしげに書かれている。 おまけに、その子の親が笑顔で「だーめ、こわさないでね」なんて、やさしい声で言うだけ。 親が親なら、子も子。 にくらしさを通り越して、清女の筆はせつなげにさえなる。 |ulq| eyc| ndv| cyk| sar| zes| lxq| kvc| qju| jir| sjt| oxw| ihi| yxm| lzm| ahw| lhb| xrb| ljc| xzu| ffm| fgn| ywn| yjo| oqp| xhe| vbq| dmx| pvh| wdg| zxn| zln| stb| ppn| gbd| mow| age| mem| sjm| ank| gzd| uxd| bxg| snx| zuy| akm| jcy| gpj| kue| dqq|