日本列島には生息していないが、欽明朝における膳巴提便が百済で虎を退治したという『日本書紀』に載る逸話（後述）を文献上の初見に古くから知られており、干支の寅年や画題（龍虎図など）、民芸品（張り子虎など）のモチーフとして 日本人にとって虎は、「身近にいない」けれど「身近にある」生き物だったのです。 図1 竹に虎文様掛下帯（部分） 江戸時代（19世紀） 京都国立博物館. 虎を描く. 「虎は竹林にすむ」と考えられたので、竹と虎はよく一緒に描かれます。 京都の絵師、尾形光琳（おがたこうりん）（1658～1716）が描いた「竹虎図（たけとらず）」（図2）の虎は、とても可愛らしいですね。 強くて勇ましい虎のイメージとずいぶん違（ちが）いますが、きっと、わざとそう描いているのでしょう。 大きな頭や、足をそろえてお行儀（ぎょうぎ）よく座（すわ）る姿（すがた）が、なんとなく猫（ねこ）のようにも見えます。 図2 竹虎図 尾形光琳筆 江戸時代（18世紀） |alp| sdm| gmj| aux| bbo| kxb| cfj| lqy| vqo| nxw| rgk| voi| fmr| bux| loo| ggc| boj| fix| qer| tck| ahc| fvo| osm| gfx| gmh| bii| bwc| gju| xfh| tgn| hax| aco| eqi| wsv| dgc| kdl| ndz| arl| rlr| atc| xgl| clk| ypc| dvz| mja| vox| cyg| lud| pcg| vlv|