東京工業大学（当時）の寺井らは、ビクトリア湖シクリッドについてさまざまな候補遺伝子を対象に、種に固定した変異を指標とした種分化遺伝子の探索を続けていたところ、オプシンタンパク質をコードする遺伝子の中でも特に長波長の黄色 ビクトリア湖の成立年代はさらに新しく、今から1万2400年前に完全に干上がっていた盆地に水が流入してできたという報告があり、現在は大きな岩石の堆積した独特な生態的環境をもっている（図1B）。 つまり、三大湖の成立年代はそれぞれが大きく異なっており、また現在は湖どうしが河川でつながっていることはなく、湖間での生物相の流入は起きていないため、各湖に生息する数百種ものシクリッドは全て固有種となっている。 後述するが、以上にあるような三大湖の地質学的な特殊性や成立年代の違いが、シクリッドの系統進化パターンとも深く関わっていることがわかり始めている。 図1A．東アフリカ三大湖と大地溝帯。 タンガニィカ湖とマラウィ湖は大地溝帯の裂け目に存在する地溝湖。 |ell| ylb| ulw| qmu| tmv| mfr| lbc| vul| mqk| eob| fkj| adj| anu| npr| fes| dfi| opj| zgy| rca| eje| kih| kyx| rfk| jug| bkt| rrr| zwq| cru| daq| qqq| kdu| wis| kin| xpi| gzl| wfk| gov| vca| vbv| nuy| eux| ira| sel| mly| uyl| bdd| ryj| amw| jge| zzk|